シェリー
安全データシート
1 化学品及び会社情報
化学品の名称:シェリー
製品番号(SDS NO):20151214_J-2
推奨用途及び使用上の制限
推奨用途:床用下地調整、補修材
供給者情報詳細
供給者:株式会社 ORION ENTERPRISE
住所:〒158-0091 東京都世田谷区中町4-6-11
電話番号:03-6809-7412
FAX番号:03-6809-7413
2 危険有害性の要約
GHS分類:現在のところ、分類基準に該当すると判定される項目はない。
3 組成、成分情報
単一製品・混合物の区別 単一製品
化学名 炭酸水素ナトリウム
別名 重炭酸ナトリウム、重炭酸ソーダ、重曹
CAS NO. 144-55-8
濃度または濃度範囲 炭酸水素ナトリウム 99.0%以上
化学式 NaHCO3
化審法番号 1-164(Na2CO3), 1-310(炭酸水)
4 応急措置
吸入した場合
少量であれば問題はない。
大量に吸入した場合は、直ちに医師の手当てを受ける。
皮膚に付着した場合
石鹸を用いずに微温湯または水で洗浄する。
目に入った場合
清浄な水で最低15分間以上目を洗浄した後、直ちに眼科医の手当てを受ける。
洗浄の際、瞼を指でよく開いて眼球、まぶたの隅々まで水がよく行きわたる様
に洗浄する。
飲み込んだ場合
少量であれば問題はない。大量の場合は水でよく口の中を洗浄し、医師の手当てを受ける。
5 火災時の措置
消火剤
周辺設備に適した消火剤を使用する。
熱で分解して炭酸ガスを発生し、分解後の水溶液はアルカリ性を呈する為、消化作業の際は必ず保護具を着用する。
使ってはならない消火剤
不燃性で消化作用を有する為、消化方法は特にない。
6 漏出時の措置
人体に対する注意事項、保護具及び緊急時措置
皮膚に付着しないように注意し、作業の際は適切な保護具を着用する。
環境に対する注意事項
河川等に排泄され、環境hwの影響を起こさないように注意する。
除去方法
少量の場合 多量の水で洗い流すか、拭き取る。
多量の場合 空容器に回収するか、多量の水で希釈して流す。
7 取扱い及び保管上の注意
取扱い
皮膚、粘膜に触れないように手袋等を着用する。
目に入らないように保護メガネを着用する。
保管
日光の直射を避ける。
湿気を避け、通風の良い所に保管する。
温度が上がらないような場所に貯蔵する。
8 暴露防止及び保護措置
管理濃度
設定されていない。
保護具
呼吸器用 防塵マスク
手 保護手袋
目 保護眼鏡
皮膚及び身体 保護衣、長袖、長ズボン
9 物理的及び科学的性質
外観等 白色の結晶性無臭粉末
沸点(℃) 分解
蒸気圧(Pa) なし
融点(℃) 270℃でCO2を発生
比重 2.16
溶解度 9.6g/100gH2O
その他 ph 8.0(5%水溶液)
10 安定性及び反応性
加熱により炭酸ガスを放出し炭酸ナトリウムとなる。
酸性物質と反応する。
11 有害性情報
刺激性(皮膚・眼)
眼、ウサギ 100mg(後洗浄) 軽度
皮膚 ヒト 30㎎/3日(多回投与)軽度
急性毒性
経口 ヒト(幼児)TDLO1260mg/kg
ral TD50 4220mg/kg
がん原生
日本産業衛生学会、ACGIH、NTP、IARCのいずれにも記載なし
変異原生
Ames試験 陰性(IUCLD Release3.1(2000.2)
12 環境影響情報
漏洩、廃棄などの際には、取扱いに注意する。
13 廃棄上の注意
少量の時は水に溶かし水質汚濁防止法に従い下水等に流す。
大量の時は産業廃棄物処理業者と委託契約して処理する。
14 輸送上の注意
取扱い及び保管上の注意の項の記載に従う。
飛散しないように丁寧に扱う事。
吸湿防止の為、雨滴等がかからないように注意する事。
15 適用法令
食品衛生法(食品添加物のみ適用)
薬事法(局方のみ適用)
水質汚濁防止法(水素イオン濃度等の項目)
廃棄物の処理及び清掃に関する法律(産業廃棄物)
16 記載内容の取扱い
本データシートは、化学製品の工業的な一般取扱いに際しての安全な取扱いについて最新の情報を集めたものですが、万全ではありません。
新たな情報を入手した場合は追加または改訂されることがあります。
記載の注意事項は通常の取扱いを対象とした情報提供であり、必ずしも安全性を保証するものではありません。
化学製品に他の化学製品を混合したり、特殊な条件で使用するときは、用途・用法に適した安全対策を実施の上、ご利用下さい。
本データシートの含有量、物理的及び化学的性質等の数値は保証値ではありません。